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障害を越えると

先日8月1日に総務省から、「地上波デジタル放送」(以下、地デジ)のコピーワンスを見直す方針が発表された。
確定ではないが、「EPN」を採用する方針で今年12月までに検討状況を公開する予定のようだ。
これは、昨今のPC市場が抱えていた致命的な障害を越えられる可能性として考えられる。
2年程前まで遡ってみると、PCでTV放送を録画できる事が、非常に大きな機能としてうたわれており、組み立てPC市場でも「キャプチャー」製品は花形だった。
しかし昨年ぐらいから、花形は一気にHDD&DVDレコーダーや、ハイビジョンTV等に移ってしまった。最大の理由は「地デジ」の普及であろう。
それまで、アナログ機器に録画するより「デジタル」データとして録画するメリットが認められていたが「地デジ」には大きな規制がかけられており、PCで「地デジ」をデジタルで非圧縮録画できるのは、大手PCメーカーの一部の専用機種のみにしか許されていないのが現状だ。
TVの世界で「フルスペック」だ「ハイビジョン」だと騒がれている映像も、本来PCの世界では既に存在しており(フルHD=1920x1080)、あとは録画対応機器が発売されれば、それに伴って爆発的に増える潜在需要が存在している。
それはHDD&DVDレコーダーに群っている固定ユーザー層が、PCのキャプチャーマニア層と広く重複していることからも理解できる。

しかし実際は、世の隆盛に取り越され、非常に狂おしい現状に甘んじている。
その最大の理由が、行政と立法でシンクタンクとして活動する大手電機機器メーカーと、コンテンツホルダー企業の提言にあった。
それについては非常にややこしく、腹立たしい日本的な病理が含まれている。

とにもかくにも、コピーワンスの見直しは喜ばしい。
あとは、普通のPCに気軽に取付けられるチューナー製品などが出てこれるように「規制」が早期に緩和される事が望まれる。
それまでは「ワンセグ」を甘んじて代用するしかなさそうだ。